車庫証明の配置図についての話
自動車を新たに購入しよう、譲り受けようとする場合に、お住まいの管轄警察署に車庫証明書(※正確には自動車保管場所証明申請書。)を提出し、確かに車両の保管場所が確保されているか証明しないといけません。
この、車庫証明書の添付資料として、車庫近辺の配置図をあわせて提出しないといけないのですが、これらの図面を今まで手書きからCADにて作成した経験までを含め、配置図についての作成の速さと利便性について以下のようにまとめました。これから車庫証明を自分でしてみよう、開業直後で初めて車庫証明業務をしてみようという先生の参考となれば幸いです。(※なお、私は前職にて測量や図面作成に慣れており、CAD等を使用していたのでそれらの技術習得時間は考慮いたしませんので悪しからず…。)
①配置図作成の速さ
②利便性
①図面作成のスピードですが、現地を測りながら作成できるのでフリーハンドに勝るものはありません。エクセルやCADについては、現地で測ってきたフリーハンドの図面を見て、清書する形ですのでどうしても、フリーハンドには負けてしまいますね。フリーハンドの図面でも、要点さえ押さえておけば、車庫証明の図面としては充分審査が通りますので、手先が器用な人はフリーハンドがおススメです。
また、今はモバイルバッテリーなんかも普及しているので、電子野帳やタブレット等で現場で直接図面を作成し、車の中で印刷してしまえばそのまま警察署へ提出に向かえるのでこれらもかなりの時短となります。お金と技術が伴えばおススメと言えますね!
②利便性としては、どうしてもCADやエクセルで作成した図面に軍配が上がります。
フリーハンドでは、毎回1から書く必要があります。しかも訂正するには消しゴムで消すか修正液です。文字や数字の修正なら何とかなりますが、線の訂正となれば絶望的です。パソコンにはかないませんね。
またパソコンで作成する場合にCADと、エクセル等どちらで作るかという疑問が出てきます。
私も何度かCADにて作成しましたが、エクセル等でも数をこなせば、CADに負けないスピードと正確性で作図することができるようになります。私の場合は最近はエクセルで作成することの方が多くなりました。慣れれば5分もあれば作図が完了します。
また、求められているものが境界確定など測量が必要な業務ではなく、保管場所が確保されているかの確認なので、道路幅員や車庫の寸法が50cm~1mくらい間違っていても、訂正を受けることはまずありません。(※当事務所は正確に仕事を遂行しております!)
また、現在は知らない土地であっても、ネットにて航空写真や住宅地図等であらかたの形状なりがわかる時代となっていますので、大まかな図面を作り、寸法等を空欄にして現地調査に行けば、現地で寸法を手書きして、そのまま提出に行くということもできます。
コストやご自分のパソコン等の機器の具合に合わせ、CADを使うか、エクセル等で作成するか検討されてはどうでしょうか。
まとめ
個人、または単発の仕事で車庫証明をしたい!と思う人はフリーハンドやエクセル等で気負わず図面作成することをおススメいたします。
事業としてやっていきたいという方は、エクセルやCAD等で数をこなし、ストックを作って図面作成をすることをおススメいたします。
自分でやってみたいけど、そんなに時間が取れないという方は、迷わず専門家に依頼しましょう!
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